【大阪ダブル選】小西禎一候補のカジノ(IR)誘致についての発言まとめ【2019年3月14日現在情報】

大阪へのカジノ誘致が現実味を帯びる中、維新の会の松井大阪府知事と吉村大阪市長の両者が同時に辞職し、今回の統一地方選挙に挑む格好となりました。

当サイトとしては、カジノ誘致の最有力候補だった大阪が、この選挙の結果によってはカジノ誘致の方向転換が起こるのかどうか?対抗馬の小西禎一氏(自民党推薦)がカジノ誘致に対してどのような考えや公約を掲げるのかを注意深くを追って行きたいと思います。

今回は3月11日に行われた50分にわたる小西氏の出馬会見をベースに、ここまででわかってる情報をまとめ、分析した記事となります。更新は随時最新情報が入り次第行いますが、今回は3月14日時点の情報になりますので、ご承知おきを。

大阪府知事が変わればカジノはなくなる?

日本へのカジノ(IR)誘致の候補地は、いくつかあったのですが、昨年の沖縄知事選挙の結果、カジノ誘致に反対の立場をとる玉城デニー新知事が誕生したことにより、沖縄へのカジノ誘致はかなり可能性として薄くなりました。

このように、知事が変わればその地域がカジノ誘致を進めるかどうかも大きく転換しかねないものです。

たとえば、現在は与党自民党系の高橋はるみ知事のもと「北海道IRショーケース」などを積極的に行っている苫小牧を始めとした北海道も、来月の統一地方選の結果によっては一転してカジノ誘致に反対する知事が誕生するかもしれません。

そんな中、今回の統一地方選挙で最も選挙自体の注目が集まっているのは大阪府。維新の会の松井大阪府知事と大阪市長の吉村市長が辞職し、双方立場を入れ替えクロス選挙(ダブル選挙)をしかけてきたのです。

維新の会はカジノ誘致に積極的で、最も具体的に推進している都道府県の1つでもありました。もし維新の会系の人が続投になればカジノ誘致は予定通り進められるでしょう。しかし、自民党は元大阪府副知事だった小西禎一(ただかず)氏を擁立してきたのです。

一見両党ともカジノに積極的だが

対決の構図は維新の会VS自民党となり、基本的には両党ともカジノ誘致には前向きなのですが、小西氏は自民党の推薦を受けているというだけで、彼自身は自民党ではありません。

また、公明党には正式に推薦願いを出し、その他の野党の支援もお願いはしないけど来たら協力したいという意向を示しています。つまり、前回の衆議院選や大阪府知事選同様、維新の会VSその他という大阪独自の対決構造になりうることが予想されます。

共産党やその他野党は反カジノ?

前回選挙同様、自民党が共産党を始めとした野党と連携していわゆる”維新潰し”に動く理由はいろいろありますが、長くなるので割愛します。ただ、選挙協力に前回ほど積極的ではないにしても、今の所来る者は拒まず的スタンスなのは気になります。

なぜなら、与党自民党は国会でIR法案を成立させた通り、カジノ誘致自体には積極的。共産党を始めとしたその他の野党はカジノ誘致に反対です。とりわけ共産党は完全に反対の立場であり、共産党は協力の条件として、「大阪都構想の中止」と「カジノストップ」を掲げています。

おそらく前者では一致できるでしょうが、カジノでは自民党とは対立します。とはいえ、小西氏は前者目的達成のため、カジノに対してはグレーな立場を保持しています。つまり、推進でも反対でもなく、どちらとも言っていません。小西氏としても自民党としても、”維新潰し”のために1票でも多くほしいところなのです。

小西氏記者会見”カジノ”への言及はなし?

様子を見ていただければわかりますが、小西氏からの”カジノ“の言及はなく、記者からも直接的な質問はありませんでした。少し関係のありそうだった質問と回答を以下にまとめます。

Q.自民党以外からの推薦は?

公明党には推薦をお願いした。他の党にはお願いはしないが、自然発生的に一人でも多くの方々と連携できればと思う。

Q.維新の成長戦略は明確だが、成長戦略はある?

公約発表時に言う。ただ、都構想は打ち止めにするべきで、それ以外に課題がある。二重行政を解消すれば成長するという考えは間違っていると思う。

Q.公約はどうやって作成する?

推薦のある自民党と練るが、そこだけと練るかはわからない。

というわけで、基本的には公約が発表されるのを待ち、また野党との協力がどのくらい密に行われるかを今後注視する必要がありそうです。今の所はっきり言えるのは、大阪にカジノを誘致するには、引き続き維新の会が勝つ方が確実といえます。

2018/3/18追記「カジノには賛成」

現在の府市が2024年の開業を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)について、小西氏は同日の記者会見で方向性には賛成する一方、「時期ありきでなく、府民の意見を踏まえて進めるべきだ」と指摘した。

引用:https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190317/k00/00m/010/121000c

上記記事にあるように、現在維新の会が進めるカジノ誘致については、慎重に進めるとは言いつつも、方向性には賛成であるようです。その他の記事でも自民党側から「今回は共産党とは協力しない」意思を強めに表現しているので、おそらく小西氏をも説得したものと思われます。

おそらく大方の有権者としてはその方が矛盾がないので支援もしやすいのでしょうが、共産党などの組合系(自治労など)の票が獲得できないと小西氏に勝ち目がなさすぎて盛り上がりに欠けるという意見もあります。

確実にカジノ誘致=維新の会が勝てる可能性は?

さて、維新の会といえば一般の人は「橋下徹」さんを思い浮かべるのではないでしょうか?弁護士からTVタレントを経て大阪府知事に立候補、様々な行政改革を行い最後に「大阪都構想」実現に向け住民投票を実施。僅差で破れ実現ならず、惜しまれながら政界を引退しましたね。公平に言って橋下氏が抜けてから維新の会はあまり追い風とはいえません。

かといって、対抗馬の小西氏も一般の人から見れば知名度はなく、華やかさがある人でもなく完全に実務家だった方ですね。キャリアや年齢は相応かもしれませんが、維新の会がクロス選挙をしかけてこなかったら盛り上がることもなかったような気がします。

維新の会の方が知名度でも実績でも有利か

現に大阪は景気が良く、この好景気も2025年の大阪万博までは持続が見込まれます。カジノは2024年のオープンを見込み、2021年から万博とカジノがセットで着工というスケジュールとなりますので、やはり維新の会がこの2つを動かしてきたことによる経済効果は多大な貢献があったといえるでしょう。

しかし、小西陣営は自民党がつくので、そこは分析済みでしょう。むしろ、今回の記者会見でカジノのカの字も出さなかったのは、野党が協力しやすいように配慮したと見るべきです。また、小西陣営の戦況が悪ければ悪いほど野党の協力が必要になり、カジノに反対の色を濃くせざるを得ないという事情があります。そうでなくても国民意識で「カジノ反対」票は結構多いのですから・・・。

「維新」VS「自治労」の中でカジノの行方も決まる?

小西陣営は「維新反対」という意味では、やはり自治労を味方につけないと勝負になりません。つまり、橋下大阪府政時代に給料カットや人員削減を強行させられた、大阪府大阪市に務める公務員さんたちですね。小西氏自身もお役人さんですし、自治労の協力を確実に得るには民主党系野党や共産党の力も必要になります。

自治労の手強さは橋下氏も以下のように述べています。

大阪市の職員は4万人規模。大阪市長選挙のときには、この公務員労働組合がフル稼働するんだよね。もちろん自分たちのことを守ってくれる市長候補者を応援する。

役所の職員数も多いから、大阪市内にたくさんの職員が住んでいる。その家族や、それから役所OBを合わせると膨大な数の市長選挙有権者となる。これらが皆フル稼働する。大阪市内に20万人を超える市役所職員、OB、その家族などが市長選挙の有権者として住んでいると言われている。

大阪市長選挙では35万票を獲れば当選だから、この市役所職員パワーの凄さが分かるでしょ?彼らを味方に付ければ、当選に必要な票は十分確保できるんだから。

引用:https://president.jp/articles/-/20563

つまり、現時点ではなんとも言えませんが維新の会が楽勝という状況ではないということです。もちろん、維新の会が負けたらカジノ誘致がされないというわけではありません(現段階)ので、誤解なきようお願いしますね。

大阪カジノ誘致の行く末が決まる日程

最後に今後の大阪に関する選挙スケジュールはこちらになります。

告示日 開票
大阪府知事選挙 3月21日 4月7日
大阪市長選挙 3月24日 4月7日

告示日以降は公職選挙法の都合で偏った意見は言いにくくなりますが、当サイトでは候補者の良し悪しや誰をどうせよなどは言いません。カジノ誘致や開設に影響がありそうなことだけをピックアップして都度記事にして配信していきますので、もし気になる方は、ぜひフォローいただけると幸いです。

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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