日本カジノは大丈夫?マネーロンダリングに利用される危険性とは

世界各国あらゆる場所に設立され、娯楽施設として親しまれているカジノですが、そんなカジノの問題の1つにマネーロンダリングがあります。

今後、日本にカジノが設営されるに当たり、このマネーロンダリング問題はどうなるのかが課題の1つです。

 

マネーロンダリングとは?

カジノテーブルに座る男性

マネーロンダリングは日本語訳で「資金洗浄」となります。

その名の通り、汚れたお金を身ぎれいにした状態でゲットする犯罪の手口になりますが、このマネーロンダリングは世界各国のみならず、日本を巻き込んで様々なトラブルを引き起こしているのです。

マネーロンダリングは簡単に説明すると、犯罪で手に入れたお金をどこかの機関や施設を通して手に入れる事で、犯罪で手に入れたお金という事をわかりにくくする事になります。

資金の流れを掴ませず、犯罪で手に入れたお金を全く別の名目で取得する事になりますので、調査が難しくなってしまうのです。

 

カジノは特にマネーロンダリングが利用されやすい

マネーロンダリング問題は世界各国様々なスポットで取り上げられていますが、特に多いのがカジノにおける問題です。

カジノはどこの国の施設でも日々、大金が利用されており、チップを含めると毎分数千万円以上のお金がやり取りされています。それだけの大金が集まり動く場所ですので、マネーロンダリングが少しあった位では判明をしづらいのが特徴です。

 

マネーロンダリングは当然厳しく処罰される

マネーロンダリング問題に関して各国の政府は厳しく対処をしており、マネーロンダリングに荷担してしまった施設や機関に関しても、厳しく処罰が施されます。

営業停止処分や数億円の罰金に至るまで、ありとあらゆる処置が施されますので、各種対策を徹底する必要があるのです。

知らなかったでは済まされない非常に大きな犯罪となりますので、今後、日本においてカジノ運営が行われる際には、事前対策が欠かせないと言えるでしょう。

 

 

諸外国のマネーロンダリング事例

マネーロンダリングとカジノは密接な関わりあいがあり、世界各国ありとあらゆる場所で、トラブルが発生しています。その中でも代表例としてあげられるのが、アメリカのラスベガスにおけるマネーロンダリング事例です。

アメリカのラスベガスにおいて、オンラインカジノを運営していた青年実業家が、このオンラインカジノで約5億8400ドルを稼ぎましたが、この掛金がマネーロンダリングされ、違法賭博や詐欺などの疑いで逮捕されました。掛金の出元がわかりにくくなるように、2年近くかけて会社の資金の流れを作ってから犯行に及んだことで捜査は難航したのです。

オンラインカジノに限らず、カジノを利用してマネーロンダリングを行う犯罪集団は少なくありません。それは、

  1. カジノの掛金を犯罪で手に入れたお金を使う
  2. ギャンブルで負ける
  3. 別の仲間が他のカジノで勝ってお金を稼ぐ

これだけで見事、資金洗浄が完了してしまうからです。

 

チップにした段階で資金洗浄が完了する

また、カジノでは基本的にチップとしてお金を交換してからゲームを楽しみますので、チップになった段階で資金洗浄が完了することも特徴です。

お金の出元をいちいち確認する事は無く、大金を利用出来る場所ですので、簡単にマネーロンダリングが出来てしまいます。

国内は関係無いだろうと思われがちですが、決してそんな事はありません。カジノとは関係ありませんが、2017年には、国内において最大規模のマネーロンダリング問題が発覚し、話題になりました。

海外における犯罪収益を日本国内で資金洗浄するため、海外の犯罪組織が日本企業を利用し、約27億円ものお金がマネーロンダリングされたのです。この事件によって、ナイジェリア人と日本人、合わせて14人が逮捕される事態に陥りました。

 

カジノ法案におけるマネーロンダリング対策

大量のチップを手にする男性

マネーロンダリングの問題は事前に様々な対策を採っておかないと、日本国内におけるカジノも犯罪集団に利用される可能性が高くなります。

十分な対策を講じずに資金洗浄が行われてしまった場合、カジノ側にも大きな責任がありますので、十分、対策をする必要があるでしょう。

対策としてあげられるのが、身分証明書の確認や登録を初めとした、新規顧客受け入れに関しての対策、また、プレーヤー一人一人の行動や言動に怪しい点がないか、プレーヤーの見分け方を知る所にあります。

こちらは事前にスタッフ研修を行って、万全の対策を行う必要がありますが、こうした細かな対策こそがマネーロンダリングを防ぐ為には欠かせません。

誰でも利用できると言うのではなく、「利用する前に一定の審査を設けること」。これがカジノを守る為の対策として必要です。

 

まとめ

カジノが日本国内で運営される以上、マネーロンダリング問題が起きる可能性はゼロではありません。

資金洗浄などの危険な取引に巻き込まれる可能性が大ですので、事前に対策を練る必要があります。現場1つ1つできちんと対策を設けつつ、その手口を知ることが、カジノ運営を守ることに繋がるといえるでしょう。

マネーロンダリングは非常に狡猾に行われる詐欺の手口の1つです。巻き込まれてしまった場合、こちらも共犯者となってしまいますので、カジノ運営を守る為にも事前に入念な対策を練ることが今後の課題となっています。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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