【カジノ法案】パチンコ業界に待ち受けるのは危機?チャンス?

カジノ法案が可決した事でパチンコ業界の存亡の危機がささやかれていますが、当のパチンコ業界からは特に深刻さは伝わってきません。はたしてカジノ法案をチャンスに替える事ができるのでしょうか。

パチンコ業界の反応

カジノのルーレットで遊ぶ

日本国内では一切の賭博が違法とされてきたゆえに、カジノが国内で作られる事は今日までありませんでした。それが2016年に入って急展開を迎えカジノ法案が可決されてしまった事で、社会へ大きな波紋を招く事となりました。ギャンブル依存症患者とその家族を支える支援団体や、カジノ法案に強い嫌悪感を示す市民団体らは全国各地で反対運動を展開し、法案可決の撤回を求めて戦っています。

多くの地方自治体が誘致に反対の姿勢をとる一方で、積極的に誘致を推進する自治体もありますが、結局は地域住民の反対にあい誘致活動は正直いって足踏み状態です。反対姿勢を強化している人たちの言い分はごもっともと言える内容ではあります。具体的には治安の悪化を懸念する声であったり、青少年への悪影響であったり、はたまたマネーロンダリングの問題であったりしますし、ギャンブル依存症患者の増加を心配する声であったりするわけです。

厚生労働省による実態調査によれパチンコやパチスロの方が、よほど危険という結果をデータで導き出したのですが、そもそも賭博が違法ならなぜパチンコ屋や競馬、競輪、オートレース、サッカーなどは平然と営業しているのかといった話になります。これらも賭博に違いないのですが経営者が逮捕される事は、よほどの事が無い限りありません。日本の刑法では第185条で賭博をした者は50万円以下の罰金を科すと明記しつつ、一時的な娯楽で行うなら刑罰の対象にならない事もあり得ると記しています。

かいつまんで言えば直接現金取り引きした場合は賭博として罪になりますが、食事をおごるとかチップや整理券がもらえるとか、すなわち現金に取って代わるものが仲介していれば合法とみなされるという事です。それでもしっくりいかないかもしれませんが、なんとも言い難いグレーゾーンの賭博と考える事ができます。

すでに日本国内ではパチンコ店がかなりの数でありますから、依存症の蔓延を少しでも回避しなければならない状況で、さらに大がかりなカジノを作るとは何事かとのおしかりを政府は国民から様々なところで受けているのです。当のパチンコ店にとっても強力な競合が作られる事で、恐々としているのではないかとの印象を受けるのですが、実際はどうなのでしょうか。

パチンコ業界の人の多くは特に問題にする事なく静観している様子が目立ちます。むしろカジノが合法化された事で同じ賭博である自分たちへの姿勢が変わると期待する声が目立ちました。実際カジノ施設は全国で3つだけにするとの方針を打ち出していますし、その程度なら町に1つは必ずあるであろうパチンコ店の経営に直接響くという事はなさそうです。

パチンコ好きはカジノに流れるのか

カジノの転がるサイコロ

パチンコもカジノも賭博に違いありませんから、依存者が急増する懸念をいだく人がいても自然です。政府なりに他国にならって厳正な対応策を今後打ち出してくる事を期待するのが賢明です。そもそもカジノとパチンコ店とでは客層がまるで違いますから、競合しようがないというのがもっぱらの見方です。カジノは富裕層を対象としておりしかも海外専用になるとの方向性をも示していますから、日本人観光客がカジノへどんどん流れていくのではないかとの不安も目下不用です。さらに身分証明としてマイナンバーの利用を検討中と複数のメディアが報じています。

ちなみにパチンコ店は国内に10000件以上あると言われていますから、全店が常時満席とはならないにしても、わざわざ新幹線を乗り継いでまで遠方のカジノまで、10000人以上の人が移動すると考えるのは普通に考えても不自然です。一方パチンコは1回に数百円という小銭を持って中間層から下か少し上くらいの庶民が楽しむ遊技です。たまにこれで生活を立てている人もいるようですが、おおかたの人はストレス発散と一時の楽しみを求めて訪れています。

アミューズメントパークの中に模擬カジノとして店を連ねている店舗もありますが、彼らの中にはカジノ進出を検討する動きがあります。大手のパチンコ店の中にもそれに遅れじとカジノをビジネスチャンスに変えようと動き始めています。カジノ法案の可決は若干下火になってきたパチンコ店を逆に奮い立たせたようです。実は機器オーナーの中には海外カジノとの連携を図って市場拡大を果たしているケースもありますから、カジノ法案の可決は想定外の部部分でも経済効果をあげています。

まとめ

良いに付け悪いに付け社会へ向けて多種多様な波紋を招いていますが、カジノ法案が現実的なものとなった事で賭博の世界も、少しずつ模様替えをはじめた様子がうかがえます。まだまだ反対意見も根強く今後どういた形に進展していくのかが不透明な状態です。


友達にもシェアしましょう!