世界の大手カジノ企業を11社ピックアップ!どんな事業?CEOは誰?

昨今より話題となっている統合型リゾート整備法案(通称・カジノ法案/IR法案)ですが、ニュースで度々あがる海外のIR企業、または外資カジノ企業は、日本人にあまり馴染みがなく、

  • その企業のCEO(会長)は誰なのか?
  • 世界ではどの程度有名なのか?
  • どんなカジノホテルを運営しているのか?

なんてのはサッパリですよね。

ということで今回は、世界のカジノ産業をリードするIR企業を11社ほどピックアップしてみました!

カジノに関連するビジネスマンは無論、全く無関係な方も知っておいて損なしですから、ぜひこの機会に覚えてみてください!

 

ラスベガス・サンズ

ラスベガスサンズ

ラスベガス・サンズは名の通り、米ラスベガスに本社を構えるカジノリゾート運営会社。会長兼最高責任者(CEO)は、現85歳となるシェルドン・アデルソン氏。

代表する施設は、境界線が見えないインフィニティプールが有名なシンガポールの統合型リゾート「マリーナベイ・サンズ」や、2007年にオープンした「ザ・ベネチアン・マカオ」が有名。

総売り上げは2017年時点で128.8億ドル(約1兆4300億円)を記録、就業者数は5万人を超え、現在は日本への進出に意欲を示し大阪へのIRライセンス取得に向け動いている。

社名 Las Vegas Sands
HP http://sandsjapan.com/
本社 アメリカ合衆国/ネバダ州/ラスベガス(米)
設立 1988年
運営施設

 

ラッシュ・ストリート

ラッシュストリート

ラッシュ・ストリートは、億万長者として知られる不動産開発者 ニール・ブルーム と金融業界で著名な グレッグ・カーリン の共同経営によって設立された。立ち上げは1990半ば。

人を魅了するような活気ある空間をコンセプトに、地域の特色をフル活用したIR、地域のみなと一緒に創りあげる統合型リゾートを得意とする。

ナイアガラの滝すぐに建設されたフォールズビュー・カジノ・リゾートが代表的な施設であるが、米国を中心に過去10年間で4つのカジノを成功させ、雇用創出は9,000人以上に上る。現在は北海道・苫小牧のIRライセンス取得に向け奮闘中。

社名 Rush Street
HP
本社 アメリカ合衆国/イリノイ州/シカゴ(米)
設立 1990年中旬
運営施設

 

SJMホールディングス

SJMホールディングス

SJMホールディングスは、1962年から2002年までのマカオカジノ市場を独占していたカジノホテル運営会社。同社の代表的な施設は”リスボア”の名がつくカジノホテル。

現状もマカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角ではあるが、コタイ地区への旗艦IRのオープンが2019年へとずれ込み、すでにオープン済みである5陣営よりも遅れをとり苦戦中。ただし、この統合型リゾート(グランドリスボアパレス)がオープンすれば上述した競合陣営と肩を並べることになる。

また、これまではカジノ王として君臨し続けた スタンレー・ホー を中心としていたが、現在96歳となる老齢のため昨年に辞任。

現在は同社の創業者であるスタンレーの娘デイジー・ホーがCEOの座につき、同じく娘のパンジー・ホー、息子のアーナルド・ホー、4人目で最後の妻リヨン・アンジェラが中心人物となっているが、日本のIRライセンスを取得する意向は示していない。

社名 SJM Holdings
HP http://www.sjmholdings.com/en
本社 香港
設立
運営施設
  • リスボア
  • グランドリスボア
  • グランド・リスボア・パレス(開業予定)
  • カジノ・タイパ
  • カジノ・ポンテ・16
  • カジノ・バビロン
  • カジノ・カーサレアル
  • カジノ・エンペラー・パレス
  • など

 

MGMリゾーツ・インターナショナル

MGMリゾーツインターナショナル

米ラスベガスに本社を置くMGMリゾーツ・インターナショナルは、ベラージオ、MGMコタイ、マンダレイ・ベイなど、世界に27以上のカジノホテルをもつカジノリゾート運営会社。

カーク・カーコリアンが1986年に創業してから十数年たった2000年5月にて、MGMグランドとミラージュ・リゾーツが合併し、現在はCEO ジェームス・J. ムーレン を筆頭に、質の高いホスピタリティとエンターテイメント性で世界を代表するIR企業へと成長した。

総売り上げは100億ドル以上、就業者数は2018年時点で77,000人超えとなり、すでに日本のIRライセンス取得を目指すことも公言済み。同社がフォーカスした候補地は大阪。

社名 MGM Resorts International(旧:MGMミラージュ)
HP https://www.mgmresorts.co.jp/
本社 アメリカ合衆国/ネバダ州/ラスベガス(米)
設立 2000年5月
運営施設
  • ベラージオ
  • アリア
  • ヴィダーラ
  • MGMコタイ
  • MGMグランド・ラスベガス
  • マンダレイ・ベイ
  • ニューヨーク・ニューヨーク
  • サーカス・サーカス
  • MGMグランド・デトロイト
  • MGMナショナルハーバー
  • など

 

シーザーズ・エンターテインメント

シーザーズエンターテイメント

1937年に設立されたシーザーズ・エンターテイメントは、ラスベガスに9つの統合型リゾートを構え、全米を中心に世界5ヶ国で53ものホテル、リゾート、カジノを運営している老舗カジノホテルチェーン。

昨今には、セリーヌ・ディオン、マライア・キャリー、バックストリート・ボーイズといった数々のスーパーミュージシャンを迎え、IR業界のプロモーターとして第1位に輝くなど数々の実績をもつ。

通年1億人以上もの客を取り込む同社は、2015年に着任したCEO、マーク・P・フリッソーラ を筆頭に、全体の従業員数が約6万人以上、総収益は86億ドルを記録。

現在は日本のIR参入に向け、東京・六本木に完全子会社となるシーザーズ・ジャパンを開設し、大阪、北海道、横浜、東京、それぞれのIR構想(施設イメージ)を公表した。

社名 Caesars Entertainment
HP
本社 アメリカ合衆国/ネバダ州/ラスベガス(米)
設立 1937年
運営施設

 

ウィン・リゾーツ

ウィンリゾーツ

ネバダ州パラダイスに本社を置くウィンリゾーツは、元ミラージュのCEOスティーブン・ウィン が設立した、カジノリゾートホテル開発を基盤とする不動産デベロッパー(2016年時点で5つの不動産を所有)。

同社はWYNNブランドであるウィン・ラスベガス、ウィン・マカオ、ウィン・パレスといったカジノリゾートで大成功を収めたが、上述したスティーブ・ウィンにセクハラ疑惑があがりCEOを辞任、現在はマット・マドックスが会長を務めている。

実績に関しても“世界で最も称賛される企業”に9年連続で選出、ゲーミング&ホテル業界での”従業員から選ばれる職場”にも選出、環境への配慮を推し進めるなど、いち企業として華々しい評価を受けていることはもちろん、昨今から重要視されているコンプライアンスについても高評価。

直近では「Alexa、電気をつけて」というCMで話題となったAmazonの音声操作スピーカーを全室に導入するなど、”豪華さ”だけに捕らわれない快適なIRを目指している。

日本への参入は、大阪、東京、横浜をあげた。

社名 Wynn Resorts Limited
HP http://www.wynnjapan.com/
本社 アメリカ合衆国/ネバダ州/パラダイス(米)
設立 2002年10月
運営施設

 

ギャラクシー・エンターテイメント

ギャラクシーエンターテイメント

中国で銀河娯楽(ぎんがごらく)と呼ばれるギャラクシー・エンターテイメントは、建築材料会社からカジノリゾート運営会社へと変貌をとげた、業界でも異例となるIR企業。

2002年にマカオのカジノライセンスを取得して以降、エンターテイメント、ホテル、リゾート、ゲーミング、カジノなど数多くの開発・運営を手掛け、現在ではアジア屈指となる世界のIR企業へと成長した。

また、マカオで初のカジノライセンスを取得した3社のうちの1社であり、代表する施設としてギャラクシー・マカオという大規模なIRをもつ。

現在は、会長ルイ・チェ・ウー、副会長フランシス・ルイ・ユー・トゥン、取締役フィリップ・チェン・イー・シン、日本地区の最高責任者テッド・チャンといった経営陣を中心として、日本でのギャラクシー実現に向け始動した。

社名 Galaxy Entertainment(銀河娯楽/ぎんがごらく)
HP https://www.galaxyentertainment.com/jp
本社 香港
設立 2005年
運営施設

 

ゲンティン・グループ

ゲンティングループ

マレーシアの実業家、林梧桐によって1964年に設立されたゲンティン・グループは、マレーシア国内唯一の統合型リゾート「ゲンティン・ハイランド」をメインプロジェクトとするIR企業。

上述したIRの運営はもちろん、カジノクルーズ船やリゾート運営、ナイトクラブ、遊園地、テーマパーク、ホテルといった事業、大規模な農園で大量に作物を栽培するプランテーション事業も手掛け、年々その企業価値を高めている。

また、同社が創り上げたカジノホテルは、シンガポールのセントーサ島に構えるリゾート・ワールド・セントーサが有名だが、数年前から英国、バハマ、米国など、東南アジア以外への進出にも成功。

現在はこの飛躍を高めるべく、日本のIR参入に向けた事業展開を行っていくと公表した。

社名 GENTING Group
HP http://www.genting.com/
本社 マレーシア/クアラルンプール
設立 1964年
運営施設

 

 

ハードロック

ハードロック

音楽関連、ファッション、カジノホテル、飲食など、多岐にわたる事業が特徴的なハードロックは、同社のルーツとも呼べるハードロック・カフェの運営及びフランチャイズによって世界にその名を知らしめた企業。

ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、シドニー、ドバイなど様々な主要都市でビジネスを展開させ、現在は73ヵ国に約180以上のカフェ、24のホテル、11のカジノで大成功を収めている。

また、2017年頭にエドワード・トレーシーをCEOに迎え、完全子会社であるハードロック・ジャパン社長のアド・マチダ、アジアビジネス開発担当上級副社長チェン・ダニエルと共に北海道・苫小牧へのIRライセンス取得に向け動き出した。

直近のIRイベントではギターの形をしたIR構想をぶちあげ話題になった。

社名 Hard Rock
HP https://hardrock.co.jp/
本社 アメリカ合衆国/フロリダ州/オーランド(米)
設立 1971年
運営施設

 

メルコリゾーツ&エンターテイメント

メルコリゾーツ&エンターテイメント

メルコリゾーツ&エンターテイメントは、マカオのカジノ王として著名なスタンレー・ホーの息子、ローレンス・ホーと、ウィンリゾーツのスティーブ・ウィンが共同会長兼CEOを務めるカジノリゾート運営会社。

マカオカジノをけん引する6陣営のひとつで、現在はフィリピンにもIRを展開。主要施設としては、シティオブドリームス・マカオ、シティオブドリームス・マニラ、スタジオシティなどが挙げられる。

また、2018年には日本のバンダイナムコと提携し、バンダイナムコ独自技術であるVRシステムを取り入れた施設「ザ・ガレージ」をマニラのIRにオープンさせるなど、企業や著名人と共に創り上げる、コラボレーション能力の高さが評判。

日本進出に関しては、大阪、横浜のIRを狙っていると明かした。

社名 Melco Resorts & Entertainment
HP https://www.melco-resorts.jp
本社 香港
設立 2004年
運営施設

 

モヒガン・ゲーミング&エンターテイメント

モヒガンゲーミングエンターテイメント

米コネティカット州に本社を置くモヒガン・ゲーミング&エンターテイメント(MGE)は、ゲーミング、ホテル、カジノなどの開発・事業を行う統合型リゾート運営企業。米国女子バスケットボールリーグのチームオーナーなども務めている。

この業界への参入は1996年と比較的新しいほうではあるが、同社が手掛けた初のカジノは米コネチカット州ウンカスビル市という競合が少ない地でオープンさせ、成功を収めた。

これに続き、2018年には韓国の仁川にあるインスパイアを傘下に入れ、見事アジア市場へ参入。現在は、マリオ・コントメルコス最高経営責任者を筆頭に投資を推し進め、6つの施設を運営中である。

また、日本のIRライセンス取得に関しても前向きで、現状では北海道・苫小牧にターゲットを絞ったと公表した。

社名 Mohegan Gaming & Entertainment
HP https://mohegangaming.com/
本社 アメリカ合衆国/コネティカット州/アンキャスヴィル(米)
設立 1996年
運営施設
  • プロジェクト・インスパイア(建設予定)
  • モヒガン・サン
  • など

 

まとめ

世界のIR企業を見ていると、カジノホテル運営に特化している企業やカジノ開発に注力している企業、さらには農園やカフェ経営など、様々な事業を手掛けていることが分かります。

また、これらカジノ産業をけん引するIR企業の共通点としては、莫大な資金力、買収力、プロモーション力、コラボ力…といった”能力の高さ”です。

今後、かならず耳に入るであろうIR企業名。ぜひ1社でも覚えてみてはいかがでしょうか。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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