マカオのカジノ王と呼ばれた「スタンレー・ホー」の軌跡とSJMグループの気になる今後

カジノを楽しんでいる人なら、一度は名前を耳にしたことがあるマカオのカジノ王スタンレー・ホー。どのようにしてギャンブル業界の帝王に君臨したのか、その軌跡とスタンレー・ホーが牽引してきたSJMホールディンググループの気になる今後についてご紹介します。

引用元:agbNipponn

スタンレー・ホーは、1921年11月21日生まれの96歳。2018年に一線を退くも長年に渡り世界のカジノ業界を牽引してきました。

裕福な家庭に生まれながら、父親が株価暴落の影響を受け多くの資産を失ってしまったことから生活は一変。苦しい生活を送る中で大富豪になると決心したと言われています。その後、奨学金を得て香港大学に進学し4カ国語とビジネスのノウハウを学ぶが、大学在学中に第二次世界大戦が勃発しマカオへと移り住むことに。

マカオでは大学時代に習得とした4カ国語を武器に貿易会社で働き始め、21歳という若さで重要なポストに抜擢されるなど、その手腕を発揮しています。また、ある事件をきっかけに会社の絶大な信頼を受け、100万ドルのボーナスを手にすることに。

そのボーナスを元手に投資をはじめ、成長著しい建設業界に目をつけ建設会社を設立し、大きな利益を生み出しています。

その後、建設業界で得た利益を元にギャンブル界の大物「イップ・ホン」の協力を得てギャンブル界に進出。マカオにおいてのギャンブル権を取得します。ここから、スタンレー・ホーはカジノ王への階段を上り始めます。

しかし、1990年代当時のマカオは観光客が少なく、ホテルやインフラも充実していませんでした。そこで、スタンレー・ホーは建設業界のノウハウを生かし、ホテル建設や港の整備を実施することでマカオは世界随一のギャンブル街へと成長をしていきます。

「グランド・リスボア」がマカオのラウンドマークに

引用元:resortline

そして、2008年に「グランドリスボア」がオープン。4フロアと広大なカジノ、一流のレストランや豪華なホテルなどを備えるマカオを代表する施設が誕生しました。蓮の花をイメージした珍しい設計が話題となり、マカオカジノの発展を象徴するランドマークに。

この他、SJMホールディングスはマカオのカジノ44カ所の内、22カ所を管理し、スタンレー・ホーは地位と富を欲しいままに。

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親族の骨肉の争いが勃発!そして引退へ

スタンレー・ホーは1942年に最初の妻と結婚、4人の子供が誕生し、1962年に2度目の結婚。2度目の妻との間には、5人の子供が生まれています。

その後、一夫多妻制が廃止され、結婚をしていないものの第3・4婦人がいることも知られています。全部で17人の子供が誕生し、後にこれが財産争いの要因に…。

2011年当時、香港富豪ランキングで13位に入り31憶ドルもの資産を持っていたスタンレー・ホー。89歳と高齢になり、株式の譲渡において親族間の争いが勃発。

そして、彼が会長を務めるSJMホールディングスグループの経営権を3人の子供たちと第4婦人に継承させることで、2018年にカジノ王から引退をすることになります。

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SJMホールディングスグループの今後

引用元:agbNipponn

マカオ経済を牽引してきたSJMですが、近年は開発に後れを取り、低迷しています。

2019年にマカオに「グランド・リズボア・パレス」を開業予定。こちらは、カジノやレストラン、3つのホテルを備え、ホテル内にフランチャイズ形式で衛星カジノを展開する見通し。
今後の快進撃に期待が高まります。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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