マカオ警察局がベネチアンマカオで大規模危機対策訓練を実施【3月22日】

マカオ警察総局は3月19日、週末22日の0時~3時頃に大型IR(統合型リゾート)で大規模危機訓練を実施すると発表しました。

今回実施するのは、世界的に名の知れるIR企業、米ラスベガス・サンズが運営する「ザ・ベネチアン・マカオ」。

当リゾートはマカオのコタイ地区にあり、高さ151mにも及ぶ超大型リゾートとして世界的に有名な統合型リゾートです。

 

大規模危機対策訓練とは

警察

大規模危機訓練とは、「相互連携の強化を図ること」が目的とされる危機対策(テロや銃を所持した立てこもりなど大規模危機の対策)のことで、

  • 税関
  • 治安警察局
  • 司法警察局
  • 消防局
  • 運営会社

など複数の政府局及び民間企業が参加し、万が一の危機に対する連携の見直しや負傷者の救護、爆発処理といった多岐にわたる対応・行動について再確認します。

今回行われるベネチアンマカオでの訓練では、「敷地内に武装グループが侵入し、強盗及び人質をとって立てこもった」という仮シナリオのもと実施され、これらの状況を踏まえたうえで、カジノ運営における情報共有、指揮系統、協調体制、警察と政府関連部門の行動プランの改善につなげるとのことです。

これまで実施されたマカオでの大規模危機訓練は、昨年2018年のギャラクシーマカオが初となり、今回のベネチアンマカオは1年ぶりの2回目となります。

また、今年1月にはコタイ地区のIR付近で警察官が威嚇発砲する事件も起きています。

 

2019/03/25追記 実施された様子と内容

引用元:macaushimbun.com

マカオ警察総局は3月22日の未明、コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)「ザ・ベネチアン・マカオ」で大規模危機訓練を実施したと発表しました。

今回の大規模訓練は政府機関9部門、民間企業1社による官民合同によるもので、

  • 警察総局
  • 税関
  • ゲーミングインスペクション・コーディネーション局(DICJ)
  • 治安警察局
  • 司法警察局
  • 消防局
  • 新聞局
  • ツーリズムクライシスマネジメントオフィス
  • 運営会社

が参加し、総参加人数はおよそ360人となりました。

今回行われた訓練内容は、「カジノVIPルームを武装した6人グループが急襲しゲーミングチップを強奪。混乱の中で一部のグループメンバーが逃走したほか、一部のグループメンバーはその場にいた客を人質とし立てこもった」という想定で実施されました。

引用元:macaushimbun.com

実施された訓練では、まず現場に遭遇した警備員が避難誘導と司法警察局およびDICJへの通報を行い、通報を受けたDICJが事件内容を把握し、緊急事態協調メカニズムを発動。
その後、

  • 負傷者の救助活動
  • 現場から逃走したグループメンバーを追跡し身柄を確保
  • 司法警察局による人質を取って立てこもったメンバーとの人質解放交渉
  • 治安警察局特別行動隊が人質を救出
  • 爆発物の捜索と爆破処理

などについての手順や情報共有、指揮系統、協調体制が確認され、1時間半ほどで終了しました。

訓練終了後に出されたプレスリリースの中でDICJは「事前に期待していた効果が得られた」との見方を示しています。
また、今後も毎年カジノを舞台とした訓練を実施するとも発表。政府機関と運営会社の積極的な連携や危機対応能力の改善を進めていくとしています。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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