世界のIR企業 マカオの銀河娯楽(ギャラクシーエンターテインメント)

銀河娯楽はカジノ市場の独占状態が解かれた後のマカオのカジノ市場で大きな存在感を示した企業のひとつです。同社はマカオにおけるIRの運営を行うと同時にカジノ解禁に伴う日本への進出も計画しています。

銀河娯楽(ギャラクシーエンターテインメント)の概要

大量のチップ

アメリカのラスベガスと並んでカジノやホテルが乱立する「IRの街」として知られ、世界中から多くの観光客が訪れているマカオでは、かつて特定の1社のみがカジノライセンスを独占していました。しかし、マカオの中国への返還直前にそのライセンスが切れたことから、全部で6つの企業がマカオにおけるカジノライセンスの獲得に成功しました。

銀河娯楽(ギャラクシー エンターテインメント)は、この6社の中のひとつであり、現在ではマカオのカジノ市場において第3位の占有率を誇っています。同社は2002年に正式にカジノライセンスの交付をマカオ政府から受け、銀河娯楽という名称での事業は2005年から開始しました。そのため、短期間で急成長を遂げた有数のカジノ関係企業のひとつとして紹介されることも少なくありません。

銀河娯楽はもともと建設材料の販売を行う会社「嘉華建材」として事業を行っていたという経緯もあります。とりわけ返還前後のマカオでは高層ビルなどの建設ラッシュが進んでいたことから、嘉華建材としての事業も波に乗っており、それによって得た資金が今日のIR運営の好調にもつながっているといえます。

また、香港で毎年発表される長者番付には上位をカジノ企業の経営者が占めることが多いという特徴があります。このうち2014年に発表されたものでは銀河娯楽の経営者である呂志和氏が全体の第2位、カジノ企業の経営者の中では第1位に輝き、同社の事業が好調であることを示しました。

以上のことから、銀河娯楽はマカオ返還と共に大きな変化を遂げた同地のカジノ業界を代表する企業のひとつといえます。

主な運営施設

マカオに限らず、世界中の「カジノの街」では、カジノだけでなく、それに隣接したホテルなどの施設も運営することがトレンドとなっています。このようなカジノとその他の施設が一カ所にまとまっている施設を「IR」と呼び、これには従来はターゲットとしていなかったファミリー層の取り込みにも適しているというメリットがあります。

銀河娯楽でもこのようなIRの運営は積極的に行っており、具体的には以下の施設をマカオにて展開しています。

ギャラクシー・マカオ

銀河娯楽が運営する施設の中でも最大級の規模があり、マカオ全体として見た場合でも突出してその規模が大きい「ギャラクシー・マカオ」は、同社の旗艦店となっています。

2011年5月に開業した同施設内には、カジノだけでなくホテルやショッピングモール、レストランなどが軒を連ね、中には世界的な有名ブランドのお店なども存在します。また、通路部分では大道芸人によるストリートパフォーマンスや屋台の出店なども行われており、非現実的な空間を堪能することができます。

ブロードウェイ・マカオ

ギャラクシー・マカオに隣接し、専用の通路で直結している「ブロードウェイ・マカオ」もまた、銀河娯楽が運営する施設のひとつです。こちらの施設でもホテルやレストランなどがその内部に軒を連ねており、カジノ以外の娯楽も存分に楽しめるようになっています。

また、銀河娯楽ではブロードウェイ・マカオ内のホテルの客室数を大幅に増やすことを明らかにしており、今後はより多くの観光客を取り込むことで、ギャラクシー・マカオと肩を並べるほどにまでその規模を拡大することが予想されます。

日本IRへの関心は?

正面を見つめる男性

2018年7月20日に成立した「統合型リゾート(IR)実施法」は、日本国内でのカジノの解禁をより現実的にさせたといえます。これに伴い、海外でIRを運営する企業の動向もより活発になり、多くの企業が日本進出を計画していることが明らかになりました。

これに対して銀河娯楽では、統合リゾート(IR)実施法案が可決される前の2018年5月の段階から、呂耀東副会長が日本進出を示唆しています。同氏は日本を「カジノ未開発市場」として早い段階から注目しており、2018年5月の段階で日本進出の責任者を選定することを表明していました。そのため、日本でのカジノ解禁がより現実的になった現在、同社の日本進出はほぼ確実といえます。

また、同社は将来的な日本進出を見越して日本の大手ホテル企業とパートナーシップ関係を結んでいるという事実もあります。よって、観光客の取り込みにおいてカジノ以外の施設の充実ぶりも重要となるIRの日本での運営において同社が既に一歩先をいっていることは間違いないでしょう。

一方、現状で日本でのカジノ解禁が実現したとしても、日本人客に関しては週3回などの入場制限が設けられることが予想されており、そのことはIR運営企業にとって大きな足枷となります。しかし、銀河娯楽の呂耀東副会長はその点に関して特に問題はないとしており、日本進出へ向けた準備が着実に進んでいることがうかがい知れます。

まとめ

銀河娯楽は1社による独占状態が続いていたマカオのカジノ業界に大きな変化をもたらした企業のひとつといえます。そのことはギャラクシー・マカオのようなIR運営における成功に表れており、現代のカジノ業界を代表する企業のひとつともいえるでしょう。

また、事業の拡大を積極的に行っている同社にとって日本への進出をしないという選択肢はないに等しく、解禁後は日本のカジノ市場でも大きな存在感を示すことが予想されます。

実際にカジノをプレイしたことは2回しかなく経験は浅いですが、リサーチをするのは得意分野なので分かりやすくお伝えします。


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