メルコリゾーツ&エンターテイメントとは?香港のIR企業を徹底紹介!

現在、日本でのIR建設に意欲を燃やす「メルコリゾーツ&エンターテインメント」とは一体どんな企業なのでしょうか。

本記事では同社の概要や手掛けたIRの数々、そして日本進出の詳細など、メルコリゾーツに関することを分かりやすく紹介しています。

 

メルコリゾーツ&エンターテイメントとは?

メルコリゾーツ&エンターテイメント

2004年、香港で設立されたメルコリゾーツ&エンターテイメント(旧メルコクラウン・エンターテイメント)は、カジノ業界で有名なスタンレー・ホーの息子「ローレンス・ホー」と、ゲーミング業界のスティーブ・ジョブズ的存在と呼ばれるウィンリゾーツの「スティーブ・ウィン」が共同会長(CEO)を務めるIR企業です。

同社はかつてオーストラリアのクラウン社と合弁関係を結んでいたため、「メルコクラウン・エンターテインメント」と名乗っていましたが、その関係解消に伴い「メルコリゾーツ&エンターテインメント」へ改称されました。

現在はマカオでのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営のひとつであり、直近10年間では、

  • フォーブス5つ星
  • ミシュランアワード
  • コーポレート・ガバナンス
  • ベストカジノ
  • IRデザイン

といった世界中のIR企業が欲する国際的な賞を280個以上獲得するなど、実績ある統合型リゾート運営会社へと成長しています。

そんなメルコリゾーツ&エンターテイメントは、マカオ、フィリピンを中心に統合型リゾート(IR)を展開しており、2018年4月には現在世界中で話題となっている「eスポーツ」のイベントを開催するなど、カジノホテル運営以外においても注目となっています。

社名 Melco Resorts & Entertainment/メルコリゾーツ&エンターテイメント
HP https://www.melco-resorts.jp
本社 香港
設立 2004年

 

メルコリゾーツが飛躍した理由

メルコリゾーツが躍進できた理由としては、現CEOであるローレンス氏が、カジノ王と呼ばれたスタンレー・ホーによる莫大な資産や経験を吸収できたことも要因のひとつですが、カジノだけに固執しない「さまざまなエンターテインメントの提供を目指している点」が大きいでしょう。

そのため、同社が運営するIRにはホテルやレストラン、多目的ホール、ナイトクラブなどさまざまな施設が併設されており、カジノを行わない観光客の取り込みにも成功しています。

さらに、同社は運営するIRのプロモーション方法にも工夫を凝らしています。例えばハリウッドをイメージしたというIR「スタジオ・シティ」の開業にあたっては、有名俳優を起用し、同IRを舞台とした短編映画を製作することでその存在を世界中に知らしめるにいたりました。

それに加え、同社が運営するIRの多くは、著名人の建築家とコラボすることで、非現実的かつ特徴的なデザインを施すことにも成功し、いまやその地を代表する建物として、世界的に認識されるまでに成長しています。

 

メルコリゾーツ&エンターテイメントが手掛けたIR

先程、メルコリゾーツはマカオ、フィリピンを中心にIRを展開していると伝えましたが、同社は一体どのようなカジノホテルを運営しているのでしょうか。

以下で5つほど紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

シティー・オブ・ドリームス・マカオ

シティオブドリームスマカオ

引用元:www.booking.com

マカオのIRといえば必ず名が挙がるほど超有名な統合型リゾート(IR)が、マカオ・コタイ地区に構える「シティー・オブ・ドリームス・マカオ」。

筒形をしたザ・カウントダウンや、客室数800を誇るグランドハイアット、2018年にはモーフィアスという新しいホテルも建設し、コタイ地区内でひときわ目立つリゾート複合施設へと成長しました。

メルコリゾーツの顔といえるIRであることから、総開発費は初期時点で約2,700億円と、莫大な資金がかけられています。

名称 CITY OF DREMAS/シティー・オブ・ドリームス
住所 Estr. do Istmo, マカオ
総開発費 初期時点で約24億米ドル(約2,700億円)
客室数
  • NÜWA:300室
  • The Countdown:300室
  • Grand Hyatt Macau:800室
  • Morpheus:772室
  • 合計「2,170室」ほど
オープン 2009年6月(第1期開業)

 

シティ・オブ・ドリームス・マニラ

シティオブドリームスマニラ

シティ・オブ・ドリームス・マニラは、名の通り、上述したシティ・オブ・ドリームス・マカオのマニラ版。

スラム街に住む貧困層も積極的に受け入れ、約5,000人以上の雇用を創出するなど地元に多大な利をもたらしたとされます。

映画配給会社「DREAM WORKS」がつくりあげた子供向けエンタメ施設「DREAM PLAY」や、5つ星ホテル、大規模なカジノエリアも取り入れ、フィリピンにおいてTOPとなる複合施設へと成長しました。

名称 CITY OF DREMAS MANILA/シティ・オブ・ドリームス・マニラ
住所 Belle Ave, Parañaque, 1701 Metro Manila, フィリピン
総開発費 約13億米ドル(約1,500億円)
客室数
  • クラウンタワーズホテル:260室
  • ハイアットホテル:365室
  • ノブ・ホテル:321室
  • 合計「946室」ほど
オープン 2015年2月

 

スタジオ・シティ

建造物がU型をした「スタジオシティ」は、メルコリゾーツの顔であるシティー・オブ・ドリームス・マカオから約18分ほど歩いた距離にあるIR。

ハリウッドから着想を得て「映画」をテーマにしたリゾート複合施設をオープンしたことで一躍話題となり、世界でも前例のない新しいコンセプトのもと建設されています。

カジノ、スパ、高級ブランド、コンサートホールなどの施設はもちろんのこと、8の字型をした観覧車や1,600室を備えたホテルも完備し、総開発費はメルコリゾーツ最高額となる約32億米ドルを記録。

名称 STUDIO CITY/スタジオ・シティ
住所 Estr. Flor de Lótus, マカオ
総開発費 約32億米ドル(約3,600億円)
客室数 1,600室
オープン 2015年10月

 

アルティラ・マカオ

アルティラマカオ

引用元:www.agoda.com

超最高級を意味し、マカオで初となる「6つ星ホテル」の名を持つアルティラ・マカオ(旧クラウンマカオホテル)は、湾曲を描く全38階建て、高さ106mのカジノホテル。

星評価は無論、ハイセンスな客室や質の高いサービスを提供し、アジアのホテルBEST10にも選出されています。

こちらのカジノでは、賭け金をハイレートに設定するなど、「選ばれし一部の上層部のみにVIPカジノを提供」というコンセプトで差別化を図り成功を収めました。

名称 ALTIRA MACAU/アルティラ・マカオ
住所 Av. de Kwong Tung, マカオ
総開発費
客室数 232室ほど
オープン 2007年5月(2009年改名)

 

モーフィアス

モーフィアス

引用元:www.booking.com

世界初となる自由造形による外骨格鉄骨構造の「モーフィアス」は、地上130mにスカイプールを設置したことで話題となった高層カジノホテル。

メルコリゾーツの顔であるシティー・オブ・ドリームス・マカオ内に追加建設されることで注目を浴び、昨年の2018年に完成しました。

史上最年少で3つ星を獲得したフランス料理界の巨匠「アラン・デュカス」が手掛けたレストランをはじめ、東京・新国立競技場の当初案をデザインしたザハ・ハディッド(故)設立の「ザハ・ハディッド・アーキテクツ」が設計するなど数々の有名人とコラボし、世界中にメルコリゾーツの存在をアピールしました。

名称 MORPHEUS/モーフィアス
住所 Estr. do Istmo, マカオ
総開発費 約11億米ドル(約1,229億円)
客室数 合計772室ほど
オープン 2018年6月

 

メルコリゾーツ&エンターテイメントの最新情報・動向

2018年7月にカジノ法案が可決されたことに伴い、現在の日本は世界中でIR展開を行っている企業の注目となっています。

その結果、多くのIR企業が日本でのIR展開に関心を持っていることを表明するだけでなく、そのための準備として日本の企業などへさまざまな働きかけを行うようになりました。

この点に関してメルコリゾーツ&エンターテインメントでは、「日本で本格的なカジノ解禁へ向けた議論が始まる前から、IRの開業候補地として日本に注目していた」と公言。

また、日本におけるIR展開計画では、カジノやホテルにとどまらないサービスの多様化と、同社が得意とするデザイン性の高いIRの開発に努めることを表明し、具体的な候補地として大阪の「夢洲」、横浜の「山下ふ頭」を挙げています。

苫小牧のIRイベントに協賛していることで、「メルコリゾーツ→苫小牧?」と感じることもありますが、ホー氏によると「大阪、横浜の2都市を中心に事業計画を練っている」とのことで、上述した2地域が濃厚です。

 

まとめ

今回は、今後さまざまなメディアで取り扱われるであろうメルコリゾーツ&エンターテイメントについて解説しました。

同社は日本のIR進出について「最重要の経営課題」としており、もし実現するならば香港にかまえる本社を日本に移転する考えも示し、日本進出への本気度をアピールしています。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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