ラスベガスのカジノ王 シェルドン・アデルソン氏

シェルドン・アデルソンはアメリカの実業家で、ラスベガス・サンズの会長兼CEOを務め、ラスベガスでもトップレベルのカジノとして知られる「ベネチアン」を筆頭に、マカオやシンガポールにも多くのカジノを展開し、IR法に伴い日本国内にカジノが認可されたときには日本にもカジノを作るのでは、とうわさされるほどの人物です。今回はこのシェルドン・アデルソンの人となりや経歴、トランプ大統領との関係について見ていきます。

シェルドン・アデルソン氏について

カジノテーブルに座る男性

シェルドン・アデルソンは1933年8月4日生まれの現85歳で、ラスベガス・サンズの会長兼CEOを務めるほか、不動産の開発業なども行っていて、2007年版のフォーブスによる世界長者番付において世界6位の大富豪と認定されています。
そんなアデルソンですが、生まれつき裕福な暮らしをしていたわけではなく逆にボストンの貧しい地域で生を受けたとされています。
ウクライナやリトアニア系のユダヤ人の移民だった両親の間に生まれたアデルソンは、小さなころから新聞配達の仕事をしていたと言われ、12歳のときには日用品や洗面用品を販売するという最初の起業をしていたのです。
その後も叔父の手助けを得てさまざまな起業を行った後商業学校へと入学し、さらに陸軍へと入隊しますが20代で除隊したとされています。除隊後には職業学校を経てウォールストリートにある裁判所の記録係となり、富を稼ぐためのコツを仕事の中で学ぶと不動産投資のブローカー兼アドバイザーとして最初の成功を収めます。
この成功を元手にして多くの投資を行い利益を上げるアデルソンでしたが、1960年代後半に起こった株価の大暴落によってその成功のほとんどが水泡に帰してしまうのです。
しかしこの失敗でアデルソンはくじけることはなく、その後もさまざまなビジネスを立ち上げすぐさま巻き返すことに成功しますが、その中でも再び市場の暴落により財産の多くを失うもこのときに生計を立てるためにコンピューター雑誌を買収したことで大きな転機を迎えます。
コンピュータービジネスへと方向転換をしたアデルソンはコンピューターの番組に特化した会社を設立し、業績を上げる中で1979年にCOMDEXというコンピューター関連の展示会を設立し、MDMグランドホテルで第1回となるショーを行ったのです。
この時期はちょうどコンピューターが一般的に普及し始めた時期と符合し、アップルやIBM、マイクロソフトなどの企業が成長を遂げる中でCOMDEXの影響力はとても大きく、この当時ではコンピューターの展示会として最大のものになっていました。
その後1988年にアデルソンはラスベガスにあったサンズ・カジノを買収します。その後1991年に再婚したアデルソンはハネムーンで訪れたヴェネツィアで運河や建築物にインスパイアされ、巨大リゾートホテルの構想を得てそれまでのサンズホテルを取り壊すと、ベニスをモチーフとした巨大リゾートホテルを建築します。これが現在でもラスベガスで確固たる地位を誇るホテルの「ザ・ベネチアン」です。
これらのビジネスの成功によりアデルソンはカジノ王としての地位を得て、現在でもアメリカ国内でも有数のセレブとして語られる人物となっています。

トランプ大統領に5億円寄付

シェルドン・アデルソンは現アメリカ大統領のドナルド・トランプの支持者としても有名で、大口の献金を行ってもいます。そしてトランプが大統領選に勝利し、大統領の就任式が行われるときには500万ドル(約5億4500万円)という単独での寄付金としては最高額となる寄付を行っているのです。
アデルソンがトランプを支持する理由としてユダヤ人の両親を持つアデルソンはシオニストと呼ばれるユダヤ人の近代的運動(シオニズム)を行う人物としても有名で、聖地であるエルサレムをイスラエルの首都に承認しようとするトランプの政策に大きく共感しているからといわれています。
またトランプへの献金のほかにも「バースライト・イスラエル」という北米におけるシオニストの組織に2度にわたり総額1億ドルもの寄付をしているとも言われているのです。

ここまでのまとめ

外国の大きなビル

シェルドン・アデルソンは子どものころからさまざまなビジネスを展開し、幾度となく成功と挫折を繰り返すもその度にさまざまなビジネスを経て復活を遂げ、ついにはサンズホテルの跡地にザ・ベネチアンを建設し、カジノ王として君臨するまでに至ります。
また自身がユダヤ人であることもあり、シオニストとしての活動も行う中でアメリカ大統領のドナルド・トランプの支持者でもあり、大統領就任式での寄付をはじめ大口の献金者としても有名です。
最終的に成功をつかむためにはさまざまなチャレンジはもちろん、失敗を幾度となく経験してもリスクは進んで取ることや人とは違うことをすることが重要になるということがアデルソンの経歴を見ていく中で分かることでしょう。

総括

いかがでしたでしょうか。今回はアメリカのカジノ王であり、ラスベガス・サンズの会長兼CEOとして、ラスベガスはもちろんマカオやシンガポールなどでも成功を収めるシェルドン・アデルソンについて見てきました。ラスベガスを代表する最高級ホテルである「ザ・ベネチアン」などの成功により長者番付にもその名を連ねるアデルソンですが、その人生は波乱万丈なものであったことがおわかりいただけるはずです。アデルソンの生き方を糧として、自ら困難に挑んでみるのもひとつの手ではないでしょうか。

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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