エクアドルのカジノが廃止された理由とは?閉業までの流れをおさらい!

エクアドルはカジノが閉鎖となった国の1つです。

政権が新しく誕生し、取締が厳しくなったこと等が原因にあげられます。カジノが閉鎖されたことによる国民への影響について考えてみたいと思います。

 

エクアドルをおさらい

赤道直下の国エクアドルは南米大陸の西部に位置する共和制国家で、「エクアドル」とは赤道を意味するスペイン語です。

太平洋に面していて、北はコロンビア、東南にペルーと接しています。エクアドルと言えばダーウィンの進化論で知られるガラパゴス諸島が世界的に有名で、自然に恵まれた環境が特徴です。エクアドルの首都キトにある旧市街は世界遺産にもなっており、豊富な自然遺産を持つ観光名所となっています。

多様な国土を持つエクアドルには、アンデス山脈の高地や、アマゾンのジャングル等、地域によって自然環境が大きく異なります。スペイン植民地時代の名残を見ることができる首都キトには、ユネスコ世界遺産に世界で初めて登録されたキト旧市街があり、ラ・コンパーニア聖堂は世界中から観光客が訪れる大人気スポットです。

キトからはお手頃なアマゾンツアーも開催されており、気軽に参加できるのも魅力です。また、エクアドル観光の代表格であるガラパゴス諸島も世界自然遺産に登録されており、孤立した環境から独自の進化を遂げた固有の動物を見ることができます。

 

エクアドルの現地通貨「スクレ」が廃止

エクアドルは現地通貨であるスクレを使用していましたが、ハイパーインフレによってスクレは廃止となり、2000年に自国通貨を放棄した為、現在流通している通貨は米ドルです。ただし、コインのみエクアドルコインが流通しており、1セントから50セントまで5種類が今も尚、米ドルコインと混じって使われています。

政府が不安定で混乱していた頃、エクアドルは治安の悪さが問題となっていましたが、2007年に反米左翼として知られるコレア政権が誕生して以降、内政が落ち着いた為に治安が向上したと言われています。ドル可がもたらした効果も大きく、物価も安定していますが、未だ貧富の差が目立っているのが現状です。

 

エクアドルのカジノ閉鎖までの流れ

かつてエクアドルではカジノは合法であり、首都キトには国内最大のカジノが、モンテカルロやグアヤキルにもカジノ施設がありましたが、2011年に実施した国民投票の結果により閉鎖となった為、現在は非合法となっています。

当時バラマキ政権でお金をばら撒いた結果、カジノで使い果たす国民が大勢いた為にカジノを無くそうという流れになったこと、加えて賭博施設によるマネーロンダリングが横行していたことが主な原因です。

 

2011年に国民投票を実施

閉鎖の流れとしては、2011年5月7日に行われた国民投票で、カジノや他の娯楽施設のような賭博事業について廃止することに賛成か不賛成かという質問に対し、賛成約52%、反対約48%という結果を受けたことによります。

この結果により、同年11月9日に大統領令第873号に基づいて施行が行われることとなり、賭博カジノ事業者は最大半年以内に閉鎖することとなったのです。

 

エクアドル国内のカジノは2012年3月に全て閉鎖

2012年3月にはエクアドル国内の全てのカジノ施設が閉鎖され、エクアドルは完全にカジノが非合法の国となり、これは2009年にウクライナが非合法とした次に実施された国ということになります。

尚、カジノ以外には闘牛や、日曜日の酒類の販売も禁止となり、飲酒運転も厳しく取り締まるようになった結果、治安がさらに良くなったと言われています。

なお、ウクライナのケースでは、永久的な措置ではなく、ギャンブル産業と税収、観光業や町との適正を見ながら再配置の可能性を含めた暫定的な措置という位置付けです。

 

エクアドルのカジノ廃止による影響

カジノで遊ぶ人

1949年から続いたエクアドルのカジノ事業は2012年に完全に閉鎖となり、エクアドルの治安や経済、観光に大きな影響を及ぼします。

特に、カジノ産業で働いていた約3000人もの従業員が職を失ったことがあげられます。エクアドルの治安向上に貢献したとされるカジノ廃止ですが、多くの人材が失業に追い込まれた点においては負の影響であることは一目瞭然です。

世界におけるカジノ施設の国別の割合は、ヨーロッパと北米が全世界のカジノの8割近くを占めています。それ程カジノ産業は発展し、大きな利益を生む事業としてみなされている上に、観光業の一貫を担っている面もあります。

雇用を生み出し、税収の確保にも繋がるカジノ産業はビジネスの需要として推奨される傾向にありますので、日本でも現在多くの議論がなされているのが現状です。そんな中、エクアドル政府が施行したカジノ閉鎖はエクアドルにとって少なくない犠牲を払ったとも考えられます。

 

まとめ

エクアドルにはかつてカジノ産業が栄えていて、エクアドルの首都や観光都市にはいくつもカジノが存在していましたが、2011年の国民投票を経て現在では完全に閉鎖されています。

主な原因には、マネーロンダリングの温床になっていたということがありますが、結果として多くの失業者を生んだことも事実です。

このことは、雇用はもちろん、自然遺産を数多く有するエクアドルの観光業にも大きな影響を与えたと推測されますが、また一方で治安が向上したとも言われています。

 

カジノとビールと旅が好きな男性です。
カジノ関連の記事執筆は得意分野です。世界中のカジノ施設を巡るのが大きな夢!


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