フィリピンで発生した発砲事件~カジノは安全な場所なのか?

海外のニュースでよく発砲事件を目にします。

最近は海外旅行も気軽になり日本人も海外へ旅行することが多くなっていますが、フィリピンも人気の旅行先です。

フィリピンのカジノ・ホテルで起きた発砲事件は世間を騒がせました。

発泡・放火により死者30人以上

拳銃を持った男性

2017年6月、フィリピンの首都マニラにおいて発砲事件が起こり、その際犯人はカジノのゲーム台を放火、これにより30名以上の方が亡くなるという世界が震撼する事件がニュースとなりました。

ケガをされた方が50人以上、死亡された方が30人以上という大きな事件となったため、記憶に残っている方も多いと思います。

事件が起きたのはリゾーツ・ワールド・マニラのカジノ、2日早朝男がいきなり銃を無策に乱射し始め、その後、多数のゲーム台に放火、ゲーム台が放火されたことで有害な煙が一気に発生し、犠牲者のほとんどが煙を吸い込んだことによる死亡とされています。

事件が起きてすぐ、フィリピン当局は当初、死傷者はいない模様と伝えたのですが、建物をすべて調べたところ、カジノで大勢のご遺体の発見となり、非常に大きな事件として報道されました。

当初、銃を乱射という報道によって多くの方が銃により殺され、その後放火されたのではと想像した方も多いようですが、多くは火災によって逃げ遅れたことによる窒息死が死亡原因です。

混乱の中、必死に逃げたからこそ当初、死亡者がいないと報道されるくらい、施設の奥に逃げ込んだのではないかとされています。

犯人は真夜中にこのホテル、カジノの入る複合施設に入り、早朝にアサルトライフルによる発砲を開始、ただ無作為に「人を狙って発砲した」のではありません。

天井に向かって発砲したらしく、お亡くなりになった方々のご遺体に銃創は見つかっていないといいます。

この事件が起きてしばらくはテロ事件ではないかと憶測されていたのですが、多くのテロに見られるように銃で人を狙っていない所を見ると目的は別にあったと考える事が必要です。

犯行声明がある有名なテロ組織から出ていますが、これは真実ではなく本当は別の理由があったと推測されています。

カジノが狙われた理由

硬貨と紙幣

警察が現場を確認し、この施設に設置されていた防犯カメラのチェック、また生き残った方々への聞き取り調査などから、犯行の様子が見えてきます。

犯人は天井に向かって発砲後、複数のゲーム台に放火、それからバックパックに1億1300万フィリピンペソ、日本円にして2億5千万ものチップを詰め込んだことから、強盗目的が明らかです。

しかしその後、チップを詰め込んだバックパックを放置し、複合施設内のホテル部分の一室に入ります。

後の犯人の行動については、警察庁長官によりホテルの部屋のベッドに横になり、毛布をかぶり持っていたガソリンをかけて自ら火をつけたと伝えられました。

つまり、施設が狙われた理由は、ここにあるお金目的だったと考えられます。

犯人の姿は設置されていた防犯カメラの映像が公開となり、当初は国籍など不明とされていましたが、後にフィリピン出身の男性と特定されています。

犯人はギャンブルにのめりこみ相当の借金を抱え、妻とも別居中、また失職中だったと報道されており、妻の求めによって全てのカジノでは出入り禁止の対象だったことも報道で伝えられました。

ギャンブルが元で借金を抱え、妻ともうまくいかず仕事もなくし強盗しようとしたのか、またやけになっての行動だったのか、いずれにしても単独の犯行で仲間などはいかなったことも伝えられています。

しかしたった一人の我儘な犯行によって多くの命が犠牲になり、また大勢の方がケガを負ったこの事件は、施設の安全対策などを考えさせられることになったようです。

まとめ

日本は治安がいい国、安全な国といわれていますが、昔と比較するとやはり大きな事件、また今までに考えられなかった事件が多発しています。

日本でもカジノ運営の開始等が話し合われていますが、もちろん、こういう場所だからこそセキュリティを整えておくことが重要な課題です。

カジノは大人の社交場としてカードゲームなどを楽しむ「大人の遊び場」となります。

そのため、お客として訪れる誰もが安全に楽しめる要素を持っていなければなりません。

犯人が起こしたこの犯罪に巻き込まれた方々の命が無駄にならないように、フィリピンのこうした施設でも、現在高いセキュリティを確保しているといいます。

利用する側も、非常口や逃げ道などを確認すべきです。

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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