ロシアの賭博禁止令ってなに?全盛期に500件以上あったカジノが閉鎖へ

2009年にロシアで実に500件以上のカジノが閉鎖され、2018年現在で実質運営されているのは4箇所に留まっています。

はたして何があったのでしょう。

当時施行されていた賭博禁止法の概要やロシアカジノの実態と今後の動向について解説しています。

 

ロシアの全盛期には500件ものカジノがあった

CASINOのロゴ

2018年現在ロシア全体でカジノリゾートとして営業を継続しているのは、クラスノダールのアゾフ、ウラジオストクにあるプリモヤール、バルト海沿岸にあるカリーニングラードそしてシベリアのアルタイの4箇所になります。

さらに2014年度にソチとクリミアが新たにギャンブル特区に指定されていたのですが、2018年現在は廃止されています。

 

批判しつつもカジノの経済効果は絶大

旧ソ連時代はギャンブルが禁止されていたゆえに、ロシアには一切カジノと呼ばれるものはありませんでした。現大統領もギャンブルに対して批判的意見の持ち主でした。

しかしながら世界的流れからカジノがもたらす経済効果の大きさが認められているのも事実です。

現に世界的カジノリゾートとして名高いアメリカ・ラスベガスが、収税の半分以上をカジノからの収益でまかなっている事は有名な話であり、きちんともうかる仕組みを作れば収益はもちろんのこと、雇用情勢の改善にも貢献します。

 

ロシアカジノの成功例

その成功例としてティグレ・デ・クリスタルは、創設そうそうたった1年で日本円として19億円もの収益をあげた他、雇用創出にもしっかり貢献しているのですから世の政治家らを始め、投資家らから“カジノは儲かる”とまことしやかにささやかれるだけの事はあるのです。

旧ソビエトが崩壊して資本主義社会の時代になってからは、実に全ロシアで500件ものカジノが作られていったのは想像に難くありません。

しかしながら2009年に制定された賭博禁止令により、先述のカジノ以外をすべて閉鎖してしまったゆえに、現在ロシアでカジノを体験できるのは4箇所だけとなりました。

 

賭博禁止令とは

カジノすなわちギャンブルには古代から禁止と公認を繰り返してきた歴史があります。

人々を熱狂させ我を忘れさせるほどに熱中させてしまう、あたかも麻薬のような魅力を世の為政者らが警戒したからですが、しかし近代に入ってギャンブルが課税対象になると、経済的効果の大きさに世の為政者らが気付き始め、積極的にカジノという形で受け入れるようになりました。

同時にギャンブル中毒者もカジノの発展と合わせて急増していきました。

現首相が大統領だった時代に都市に集中していったギャンブル中毒者の救済という意味で、都会に乱立していたカジノをすべて閉鎖する代わりに、地方それも貧困地域へ移して地方活性化させようというのが、賭博禁止令制定の道筋です。

廃止された跡地には学校や画廊あるいは病院などが立っています。

かなり強硬に計画を推し進めたゆえに中毒者らの反対運動が起きた事もありますが、少なくともウラジオストクのカジノエリアは事業としてまずまずの成功を収めています。

カジノは単なるゲームセンターではなく、膨大な敷地面積にホテルやショッピングモール、空港設備など世界から人を呼び込むための設備投資が莫大に必要になるゆえに、有能なスポンサーの協力が不可欠です。

世界的金融危機が地球規模で続いている情勢を見る限り、いかに篤志家を集めるかが課題となります。

カジノが繁盛するのと同時にマフィアなどによる非合法カジノも増えていく懸念もあり、カジノの推進はどの国でもけして暗澹と進められる事業にはなっていないのが実情です。

 

カジノ誘致による経済・治安への影響

拳銃を持つ男性

カジノをマフィアややくざの収入源だとする見方もありますが、きちんと自制ができればこれほど楽しいゲームの世界はありません。

世界レベルでの人気と繁栄を邁進し続けるロシアカジノの成功事例を見る限り、20億円もの収税を上げている事業も存在します。

ショッピングモールや高級ホテルあるいは諸々娯楽施設も併設し、交通網も張り巡らす設備工事および施設で働くスタッフなどを含めれば、雇用創世にもつながっていきますから社会活性化に確かに貢献もする事は確実です。

ロシアの僻地にカジノが移設された時は失敗説もまことしやかにささやかれたのですが、実はラスベガスも砂漠のど真ん中に立てられていました。

カジノができた事でホテルが建ち並びいくつものメインストリートが造られ、航空や鉄道および道路も整備された上に自然と人も増えていったのです。

こうして一大ギャンブル界隈ができあがっていきました。カジノを成功させるためには成功に導くための計画が必要です。

単に作れば良いというものではなく同じようなものが国内に点々と無造作に作っていけば、共食い状態となり、やがて衰退していってしまいます。

少なくとも現首相が臆する事なく地方へ限定的にカジノを移設していったのは、有る意味練られた経済政策とも言えます。

治安に関してはパスポートを必ず提示してもらう事で身分証明してもらう事と、ドレスコードを有る程度整える事さらに、年齢制限を設置し入場者を制限する事で一定の守りが出来ています。

 

まとめ

カジノは危険というレッテルを張られる事もあり日本ではあまり受け入れられていません。

環境整備をきちんと整える事で大人の癒やし空間になり得る要素を備えると共に、大きな経済効果および雇用創成も生み出します。

 

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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