カジノで借金&着服 在コンゴ日本大使館放火事件

在コンゴ大使館に勤めていればそれなりに月給はあったはずなのに、公金を横領してカジノに使い、大使館を放火してしまう事件がありました。どんな背景がありこういう犯罪が起きてしまったのか事件を覗いてみましょう。

事件の概要


遊ぶ金欲しさに勤め先のお金を横領する事件は後を絶ちませんが、それが大使館の中での出来事となると国際問題に発展するでしょうし、単なる横領とは呼べなくなります。日本からはるか遠く離れたアフリカのコンゴ民主共和国は、つい最近までツチ族とフツ族とが熾烈な戦いを見せていた紛争地帯で、この紛争では540万人以上もの犠牲者が出たことで第2次世界大戦に続いて多くの血が流れた悲惨な地域です。また、エボラ出血熱の感染地域としても知れ渡り医療問題でも頭を抱えている国です。

そのような場所、コンゴ共和国の日本大使館に勤務している外務省の職員だった30代の男性がギャンブルにハマってしまい、大使館に付与されている予算を数回に亘って着服しました。しかも、着服したことがバレないように放火事件も起こしてしまったのです。これが2013年6月に起きた在コンゴ日本大使館放火事件です。

首都キンシャサのビルの中に在コンゴ日本大使館がありました。6月の夜、勢いよく火が燃え移り半焼したのです。なぜ、夜の大使館内で火災が発生したのか、地元警察が捜査した結果、ガソリンが撒かれていることに気がつき、詳しく操作をしていると当日夜に防犯カメラに写っていた外務省職員が灯油缶らしきものを持ち込んでいたのです。捜査の目はすぐにその職員に向けられましたが、大使館内の事件なので外交特権により、話は聞けてもそれ以上のことはさえぎられてしまうので日本政府に依頼をして外務省から聞き出してもらうことになったのです。

実は、大使館の中には常時2000万円ほどの現金が置かれていて、容疑者の3等職員は自由に金庫を開けられる立場にあったとのことです。いつしか、大使館の近くにあるカジノ場にも足を運ぶようになり借金が積み重なっていったようで、大使館の同僚にも借金をしていたと供述しています。2000万円強もの現金を着服していたことを隠すために自国の大使館に火を放ったとは、よほど追い詰められていたのでしょう。この後、放火容疑に業務上横領罪も加わり捜査1課に逮捕されました。

「大使館近くのカジノ」ってどこだ?


外務省の職員として在コンゴ日本大使館に着任したころから、10か月間という短い期間に複数回も金庫から横領していた2000万円強ものお金は、そのほとんどがカジノで使われていました。大使館からも近い距離に数件の賭博場があったとされていますが、どこに通い詰めていたのかは定かではありません。首都キンシャサは、ダイヤモンドなども採掘されるので外国人などの富裕層が住んでいる反面、1か月の労働賃金が50米ドルほどの貧しき生活を強いられている市民が大勢暮らしている町でもあるのです。だからこそ、首都キンシャサにあるレストランやホテルなどには富裕層しか足を運ばないともいわれていて、着任早々にセレブな生活にハマってしまい財布の紐が徐々に緩くなってしまったのかもしれません。

街の中にある数件のカジノには、政府の高官や地元の名士などが集う社交場となっていたようで連日カジノに出入りしていたとの証言もありました。コンゴ民主共和国の国民はギャンブルが好きだと伝えられていますが、それは富裕層だけの特権です。ほとんどの国民が生活苦なので宝くじを買うのも大変だと言われていて、キンシャサにカジノ場があることも知られていないのが現状です。

首都キンシャサで名前が通っているカジノ場をいくつか紹介します。Salut Casino International :Democratic Republic of the Congo, Kinshasa, D.R.Congo – Kinshasa, Avenue des Batetela, 4、ルーレットにポーカー、スロットなど一般的なカジノで遊べます。24時間オープンですがテーブルゲームだけは月曜日から土曜日までは午後2時~翌朝8時までと短くなっています。スロットマシンは24時間いつでもノンストップで遊ぶことが可能です。

カジノスターもキンシャサの中心部に位置していてスロットは24時間可能、テーブルゲームは月曜日~土曜日までは午後4時~翌朝6時まで、金曜日と日曜日は24時間オープンしています。このほかにも2,3軒ありますがどれも同じようなカジノ場となっています。

節度を持って遊べる人の為の「コンゴカジノ情報」

コンゴ民主共和国の首都キンシャサで行うことができるカジノゲームは、ポーカー・ブラックジャック・アメリカンルーレット・オンラインルーレット・スロットゲームなどです。外貨を獲得したいために外国人向けに作られていますから、カジノ施設の周辺などは厳重に警備されています。とくに紛争地帯だったキンシャサでは、治安もまだ不安定のため、ボディガード同伴で入場することや、信頼のおける運転手付きの車で訪れるのが原則です。自分自身が安心してゲームに打ち込めるように警備の整っている施設に入ることをおすすめします。また観光客などにはある程度のカジュアルな服装も認められています。

まとめ

アフリカの紛争地帯だったコンゴ民主共和国で起きた在コンゴ日本大使館放火事件の犯人も、大使館のそばにカジノ場がなければきっと横領することもなかったはずです。身を滅ぼしてしまう恐れのあるカジノに行くことがあれば予算を決めて遊ぶといいでしょう。

カジペディアに在籍しているライターが執筆したものです。 カジノに詳しいライターが分かりやすく丁寧にご紹介します。


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