シンガポールにおけるカジノの経済効果は?

シンガポールの経済は、独立してからは、外国人や輸入に頼っている部分が大きいです。

そのような中でカジノが誕生し、急成長を果たして、大きな収益をもたらす産業となりました。シンガポールにおけるカジノの経済効果について調べてみました。

 

シンガポール経済の現状

シンガポールの風景

1965年に独立したシンガポールの国内には海外企業とシンガポール政府系の2つがあります。

独立後は、積極的に海外企業を呼び込み、それに伴い経済成長して、今の豊かな国になっています。また国内では

  1. 貿易
  2. 工業
  3. 観光

という3つの柱が、成長基盤です。シンガポールは、輸出がGDPの170%を越えており、外需に依存した経済構造となっています。

国内の景気は、外需に左右されるところが大きく、海外の状況により影響を受けます。日本などは、リーマンショックなどの影響からほぼ立ち直っていますが、シンガポールもその影響を受けている部分は大きいです。

 

シンガポール最大の貿易相手「中国」に過剰投資をした結果

シンガポールの最大の貿易相手というと、中国であり、重工業を中心に、今まで過剰投資を行った結果、経済成長ペースを確実に下げています。

このような中で、輸出も伸び悩み、2年連続で前年割れが確実となっています。経済成長スピードが鈍化している、貿易が伸びない、この2つに加え、逆風となっているのが資源安の長期化です。

 

資源は輸入だより

資源は輸入に頼っているので、資源安は、通常であれば経済にプラスとなり、安く仕入れることが出来ます。

輸入コスト減による貿易収支の改善とはなりましたが、その反面、資源関連業種の業況悪化に繋がっています。

資源安は需要減少なども生み出しており、結果的に限定的にプラスに働いたにすぎません。国内状況に目を向けると、小売りはやや改善したものの、国内の製品需要は3年連続で減少となっています。

工業や企業のみならず、家計の需要も強くはなく、住宅価格も前年比で減少し、空き室率もやや高くなっています。

 

シンガポールの経済はしばらく厳しい状況が続く?

当面のシンガポールの経済は、やや厳しい状況が続くと言われますが、それは海外に頼ってきた面が強いからです。諸外国の情勢がポイントとなり、911リーマンショック、サブプライムショックと世界は大きな金融危機を経験してきました。

このような危機から世界は脱したとはいっても、その影響はまだ残っており、経済成長は緩やかなままです。

 

外国人労働者の存在

そしてもう1つシンガポールの経済成長を支えるのに、忘れてはならない存在が、外国人労働者の存在です。

重点的に工業区域を作り発展し、その他の各産業にも外国人はなくてはならない存在です。
シンガポールでは、外国人を雇うと労働者全体の賃金低下を防ぐために、課徴金を支払わないとなりません。

外国人労働者は、全体の4割にも達しており、シンガポール政府は規制を行う動きも見せているので、どれぐらい労働者を確保できるかも、経済に影響を及ぼします。

 

シンガポールカジノの経済効果は?

大量のチップ

シンガポールには、2つのカジノがあり、2010年誕生しました。

カジノを含めた観光産業はGDPの5%前後を占めており、これは大きな割合と言えるでしょう。
2012年にはカジノ単体ではGDPの1%ほどでしたが、一気に5%まで成長し、カジノは大きな経済効果をもたらし一大産業となりました。

2つのカジノが誕生したシンガポールは、総合型リゾートという言葉を、初めて使われたカジノ施設です。

 

シンガポールのIRはラスベガスとマカオの中間を狙ったモデル

これは、従来のようにカジノのあるような街は、カジノのみの収益に頼らず、エンターテイメント施設やショッピングなどの収益も重視しています。

ちょうど総合エンターテイメント施設となっているラスベガス、カジノに特化したマカオ、この中間を狙うモデルです。

実際に政府が、カジノの収益が大きくなりすぎないようにコントロールしています。それでも、2つのカジノのあるホテルは、稼働率95%を越えており、旅行客の取り込みに成功した一例と言えるでしょう。

カジノのあるホテルの収益構造は、カジノが約半数、その他半分は宿泊費、ショー、飲食費とそれぞれで等分されます。

 

このIRをシンガポールの観光地として売り出す

シンガポールのカジノは、施設を2つの限定し、どちらともカジノ色を薄くして、リゾートや観光地として売り出しました。

1つは金融街に、もう1つはリゾート地に作り、観光色を強くしています。

このために、シンガポールには、カジノ以外の目的で訪れる方も多く、外国人旅行客の取り込みに成功したのです。またカジノの運営は外資に任せており、外資に任せたカジノとしては、数少ない成功例です。

2009年には観光客は968万人でしたが、2013年になると1550万人まで増え、直近のカジノでの営業利益は、それぞれ1000億円程度であり、大きな利益をもたらしています。

 

カジノ収益の大部分は「中国人富裕層」だが…

ただカジノの収益に大きな影響を与えるのが、中国人富裕層となっており、カジノ単体での収益は、富裕層が多く訪れるかどうかで決まってきます。

最近は、この富裕層が減ってきており、逆に一般客でも掛け金が増えてきており、全体的な掛け金の単価が下がったために、収益は悪化しています。

中国による、海外でのカジノ施設への訪問対策など、何らかの規制も今後行われるかもしれません。

日本にもカジノを誘致する活動が行われており、またアジアにもさらにカジノ施設を作る予定もあり、今後はこの富裕層のパイの取り合いとなるのは間違いないでしょう。

 

シンガポールでも依存症対策が

シンガポール政府は、カジノを解禁した後も、慎重な立場は崩していません。国内へのカジノの過剰な関与、自国民のカジノに対する関与や依存に警戒しています。

カジノ依存を防ぐために、シンガポール人の入場は有料、国内送迎バスの廃止などをしています。

 

シンガポールのカジノ成長は継続する見込み

今後もシンガポールでのカジノの成長は続くでしょう。他のアジア諸国でのカジノ施設の建設予定もあるので、一時的に落ち込むかもしれませんが、経済成長に伴う市場拡大でまかなえる予定です。

またシンガポールのカジノは、当面の間は2つ以上に増えない予定です。それは、政府が追加でのライセンスを2020年ぐらいまでは発行しないとしているからです。

 

まとめ

日本のIR誘致に度々シンガポールの名が挙がる理由は、海外に頼る国の在り方がとても日本と似ているためです。工業や観光などが産業となっており、外国人労働者や輸入などに頼る面もそうでしょう。

そんな中で、政府は2010年にカジノを解禁し、2つの施設を誕生させました。どちらもカジノで過剰な収益を生む構造を防いでおり、観光やショッピングなどを、均衡の取れる収益構造にしています。

これは言い換えれば、カジノの収益が多少減ったとしても、全体の収益には大きなダメージになりにくい構造とも言えるでしょう。

シンガポール政府は、自国民のカジノ中毒になることも警戒し、対策しており、上手くカジノを運営しているとも言えます。

 

20代後半の男kenと申します。ここ最近、年に2回ほど旅行でカジノをプレイしています。韓国やシンガポールのカジノでプレイしたことがあります。
最近電子タバコに変えようかなと考え中・・・・


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